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福山市、ドリームインキュベータとの 「ソーシャルインパクトボンドの研究に関する連携協定書」の締結について
2022年12月22日

 YMFG ZONEプラニング(代表取締役社長 藏重 嘉伸)は、広島県福山市(市長 枝広 直幹)、株式会社ドリームインキュベータ(代表取締役社長 三宅 孝之、以下「DI」)との間で、社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャル・インパクト・ボンド(以下、「SIB」)の活用に向けた調査・研究に関する連携協定書を締結しましたので、お知らせいたします。
 なお、広島・山口・北九州地域の自治体とのSIB活用に向けた連携協定書の締結は今回が初となります。

1.連携の目的
近年、人口減少や少子高齢化の急速な進行をはじめ、現代社会を取り巻く様々な環境の変化に伴い、多くの社会課題が複雑化・深刻化しています。そうした中、限られた財源で、効率的かつ効果的に地域の社会課題の解決を目指す取り組みとして SIBの活用が注目されています。今回の協定の締結により、福山市の抱える社会課題の解決に向け、3者が以下の項目において互いの知見やネットワークを共有・活用することで、SIBの組成方法等について調査・研究を行ってまいります。

2.連携協定の主な項目
(1)SIBの方針に関すること
(2)SIB案件に関すること
(3)SIB案件の具体化に関すること

3.締結日
 2022年12月22日(木)

【連携協定締結式の様子】

(左からDI 三宅代表取締役社長、福山市 枝広市長、YMFG ZONEプラニング 藏重代表取締役社長)

4.当社におけるSIBの取組
当社では、SIBのノウハウや機運醸成等を図ることを目的として設立した「SIB研究会」の取組などを通じて、広島・山口・北九州地域におけるSIB活用を推進しています。引き続き地元自治体や民間事業者との連携を強化し、地域におけるSIBの普及促進に積極的に取り組むことで、社会課題の解決及び自治体の財政健全化による持続可能な地域社会の形成に貢献してまいります。

5.山口フィナンシャルグループのマテリアリティ
山口フィナンシャルグループは、持続可能な社会の実現に貢献していくために、「グループサステナビリティ方針」を策定し、この方針に基づき、重点的に取り組むべきESG課題である「マテリアリティ」を特定しております。本件は、12のマテリアリティの中で「①人口減少・少子高齢化への対応」、「②地域におけるイノベーション創出、地域産業の成長サポート」の実現に資する取り組みです。

【SIBの概要】
SIBとは、行政が民間資金を活用して行う成果連動型の事業であり、近年、社会課題を解決する新しいインパクトファイナンスのスキームとして注目されています。介護予防、公共施設・インフラ、医療等など、事前に予防することで将来発生する可能性のある課題を未然に防ぐことができる分野に適しており、地方自治体の財政支出の中長期的な削減効果が見込まれる分野での導入が期待されています。

【本件に関するお問い合せ先】
株式会社YMFG ZONEプラニング
担当:網田・吉川・冨原
TEL:083-223-4202

 

 

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