ニュースリリース・その他
萩市浜崎伝建地区における古民家空き家を利活用したまちづくりに関する取り組みについて
2020年12月16日
YMFG ZONEプラニング(社長 坪倉 昭雄)及び山口フィナンシャルグループ(取締役会長グループCEO 吉村 猛)は、萩市(市長 藤道 健二)が実施する「まちづくり検討・空き家活用調査設計業務」の委託を受け、ワイエムツーリズム(社長 山本 道也)とともに萩市浜崎伝統的建造物群保存地区(※1)における古民家空き家を利活用したまちづくりの取り組みを通じて、YMFGエリア内(※2)の空き家問題の解決を目指し、下記のとおり実施しますのでお知らせします。
記
1.取り組みの背景
近年、少子高齢化や地方における人口減少などを理由に、YMFGエリア内においても空き家数の増加が社会問題となっています。この空き家を適切な維持管理がないまま放置されると、防災・防犯・衛生・景観などの生活環境に悪影響を及ぼす可能性が懸念されます。
このため、行政による空き家対策に加えて、住宅以外の他分野施設への利活用方法の検討や民間事業者との官民連携が、今後の空き家問題解決に必要不可欠な状況となっています。
2.実施概要
萩市浜崎伝建地区は130棟超もの建築物が伝統的建造物に特定され、伝統的な町家建築が建ち並ぶ町並みが魅力として残っています。一方で、古民家空き家の増加・空き家維持管理者の不在・物件老朽化などを原因として、伝建地区の町並み保存・維持が困難になっていることから、次の事項を取り組みます。
(1)古民家空き家の実態把握調査
(2)まちづくりワークショップの開催(全2回)
(3)萩市が寄付を受けた旧松屋生花店などの利活用方法の検討
(4)次年度以降の事業スキームと推進体制の検討
(5)「萩市浜崎古民家活用まちづくりビジョン」の策定
伝統的町家建築の街並み
旧松屋生花店
3.今後の取組スケジュール(予定)
*第1回ワークショップの様子
※1「伝統的建造物群保存地区」とは、文化財保護法第143条第1項または第2項の規定により、周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値が高いもの、及びこれと一体を成してその価値を形成している環境を保存するため、市町村が地域地区として都市計画もしくは条例で定めた地区。略称は伝建地区(でんけんちく)、伝建(でんけん)。国はその中から価値の高いものを重要伝統的建造物群保存地区として選定し、萩市浜崎地区は平成13年11月に選定されている。
※2 山口・広島・北九州を中心とする山口フィナンシャルグループの営業エリアを指す。
以 上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社YMFG ZONEプラニング
担当:藏重・柏矢 TEL:083-223-4202