地域中小企業の新たな人材確保モデル構築に向けた取り組みを開始 

～ＴＳＵＮＡＧＵ（つなぐ）プロジェクト 始動～ 

　山口フィナンシャルグループ（社長 吉村 猛）の株式会社YMFG ZONEプラニング（代表取締役社長 椋梨 敬介）（以下「当社」という）は、山口銀行（頭取 神田 一成）、もみじ銀行（頭取 小田 宏史）、北九州銀行（頭取 藤田 光博）およびワイエムコンサルティング株式会社（取締役社長 村谷 英治）との推進体制のもと、地域中小企業が抱える人材に関する課題を支援する取組みとして、人材紹介会社および人材コンサル会社と連携し「人をつなぎ、地元企業を未来につなげる」をコンセプトに「ＴＳＵＮＡＧＵ（つなぐ）プロジェクト」を始動します。 

１．プロジェクト概要 

＜プロジェクトロゴマーク＞ 

２．取組経緯 
　生産年齢人口が減少する中、人材不足は日本において恒常化しうる問題であり、昨今は仕事を見つけにくい「求職難」の時代から、人材の確保が困難になる「求人難」時代に移行したと言えます。このような中、中小企業では経営者の高齢化に伴う事業承継等は大きな問題であり、経営課題の上位に「人材の不足」が挙げられる等深刻な状況となっています。特に企業の持続的成長・発展や地域活性化に必要な付加価値創出を担う「中核人材（※2）」の不足感が顕著であり、中小企業が成長・拡大を志向するには中核人材の確保を戦略的に進めていくことが必要です。 

　このような背景の中、当社は中小企業庁 平成30年度予算「中核人材確保スキーム事業 実証機関業務」の委託先として採択され、このたび契約を締結。当事業では、中小企業で多様な人材が中核人材として活躍できるよう、持続可能な人材確保スキームを構築・実証し、成功事例の創出を目指します。なお、当事業の実証機関は全国で７団体が採択されており、中四国・九州地域に本社を置く企業グループとして唯一、かつ、金融グループとしては全国で唯一の採択となります。 

　当社は、従来からの事業領域である地域労働環境の整備（サテライトオフィスの推進、働き方改革セミナー、女性活躍推進等）を土台として、当事業の人材確保スキームの構築・実証の推進、事業承継ファンド等の資金支援を絡めた人材紹介支援を通じて、地域中小企業にとって持続可能な人材確保モデルの構築を目指します。また、この一連の取組みを「ＴSＵＮＡＧＵ（つなぐ）プロジェクト」として、金融グループ全体で推進することで、人材に関する課題を抱える地域中小企業に対して、「人」「情報」「資金」のトータルソリューションを提供してまいります。 

（※2）中核人材とは、企業の持続的成長・発展や地域活性化に必要な、付加価値創出を担う人材、その他企業の経営課題を解決する人材。 

３．今後の活動 
　本プロジェクトの始動に伴い、人材不足（経営人材・後継者不足等）の課題を抱える取引先企業に対して、専属担当者と人材コンサル会社との帯同訪問を実施します。また、平成30年10月より、山口市・広島市・北九州市の3会場にて、副業・兼業を含む多様な人材活用の促進に向けたセミナーを開催します（正式案内および申込受付開始は8月中旬を予定）。　 

　【セミナー概要（予定）】 

以上

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社YMFG ZONEプラニング
松本・福山・沼　TEL：083-223-4202